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2008年のメディアリテラシー教育に向けて
日本メディアリテラシー教育推進機構(JMEC)理事長 藤川大祐(千葉大学教育学部助教授)

 2000年にメディアリテラシー教育研究会として活動を始め、2006年より日本メディアリテラシー教育推進機構(JMEC)として再スタートした私たちの活動は、早いもので9年目を迎えます。この間、子どもとメディアをめぐる状況は、大きく変化してきました。

 中でも、携帯電話を主な窓口とした子どもたちのインターネット利用が、さまざまな問題との関わりの中で注目されるようになってきています。ケータイ依存とも言うべき長時間の利用、プロフィールサイトや「学校裏サイト」をめぐるいじめや嫌がらせの問題、個人情報の流出や不当請求による詐欺、さまざまな掲示板の「出会い系」としての悪用等々、深刻な問題が生じています。

 私個人もJMECとしても、ここ数年、子どもたちの携帯電話利用の問題について、さまざまな活動をしてまいりました。私個人としては、2006年に委員として警察庁の「バーチャル社会のもたらす弊害から子どもを守る研究会」の委員として携帯電話事業者の責任について問題提起をし、最近のフィルタリング機能原則利用の動きの先鞭をつけたほか、文部科学省の「ネット安全安心全国推進会議」の委員や千葉県青少年健全育成計画策定委員会委員長といった立場で子どもたちを有害環境から守る取り組みを進めてきました。他方、JMECでは、モバイル・インターネットに関わる事業に関わっていらっしゃる方に継続的にお話をうかがい、子どもたちがインターネットを利用しつつ適切な使い方を学ぶあり方を検討すべきであること、そのためには現在のようにすべての掲示板等の利用ができなくなるフィルタリングのあり方では不十分であること等を提起してきました。

 現在、携帯電話事業者は青少年の携帯電話利用については、フィルタリング機能を原則として機能させるという方針を発表しており、コンテンツ提供事業者も第三者機関を発足させることを発表しており、子どもたちを有害環境から守ることについて大人の側がようやく責任を果たそうとしています。現在ではフィルタリングのあり方にまだ課題がありますが、こうした課題も徐々に解決していくでしょう。

 しかしながら、インターネットの世界は変化の速度が速く、次々と新しい問題が生じています。フィルタリングが原則義務化されたからといって、子どもたちのインターネット利用に「安心」することはできません。フィルタリングが機能していてもメールによるコミュニケーションは制限されず、新たな問題が生じることは十分考えられます。JMECでは、引き続き子どもたちのモバイル・インターネットの利用に関して検討を進め、学校現場で実践できる授業の開発に取り組んでいく予定です。

 また、テレビ、雑誌、ゲームといったメディアと子どもたちの関係も、相変わらず非常に重要な問題を含んでいます。JMECでは今後も、さまざまなメディアに関わる方々をお招きして、メディアリテラシー教育の新しい課題について研究を進めていきたいと考えています。

 JMECの活動は、多くの方々のご協力によって支えられています。今後も、皆様のご協力をお願いいたします。また、教師や学生等、教育関係の皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
メディアリテラシー教育に関する研究会の合同開催について
                             日本メディアリテラシー教育推進機構(JMEC)理事長
                             NPO法人企業教育研究会(ACE)理事長
                                    藤川 大祐(千葉大学教育学部准教授)

 日本メディアリテラシー教育推進機構(JMEC)は、2000年に教育研究団体「授業づ くりネットワーク」内の「メディアリテラシー教育研究会」として活動を開始し、2006年には「授業づくりネットワーク」から分離独立し、メディアリテラシー教育の実践的な研究に取り組んできました。

 また、NPO法人企業教育研究会(ACE)は、2003年、千葉県からNPO法人としての認証を受け、企業と学校を結んで学生を中心とした力で新しい授業づくりを行う活動を進めて参りました。

 現在、両団体の理事長をともに藤川がつとめさせていただいていることをはじめ、両団体では連携協力して実践的な研究活動を進めております。

 これまでJMECが単独で2ヶ月に1回開催しておりました定例研究会を、今後はJMECと ACEの共同で開催させていただくことになりました。今後の定例研究会については、ACEより研究費を拠出して運営の一部にあて、これまで以上に多くの方がご参加いただけるようにいたします。また、定例研究会の成果をこれまで以上に授業づくりにつなげていきたいと考えております。

 新しい定例研究会の詳細は、以下の通りです。皆様のご参加をお待ちしております。

                           記

 1.定例研究会名称
 メディアリテラシー教育研究会
   (合同開催を機に、かねてより親しまれている名称を用いることとします。)

 2.合同開催の期間
    2008年4月から2009年3月とし、以降については両団体で検討します。

 3.定例研究会日程
    2ヶ月に1回開催します。以下の日程を予定しています。
     2008年 4月26日(土)、6月29日(日)、8月23日(土)、10月25日(土)、12月20日(土)
     2009年 2月28日(土)

 4.定例研究会開催場所
    東京都内を予定

 5.定例研究会参加費
    一般1000円、学生無料を予定

 6.事務局
    従来と同様に、JMEC事務局(小林浩一)が担当

                                                            以上
イベント案内
掲載中の案内はありません
メディアリテラシー教育SNS

https://mle.so-netsns.jp/

SNSへ参加をご希望される方は、以下の情報を事務局(sns@jmec01.org)までご連絡ください。

 1.所属

 2.氏名

 3.メールアドレス

 4.参加の理由

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